被災地に立地する東北電力・女川原発の2号機が今月29日に再稼働する見通しとなったことを受けて、武藤経済産業大臣は「大いに期待している」と話しました。

東北電力は7日、宮城県にある女川原発2号機の再稼働に向けて、原子炉を今月29日に起動する方針を原子力規制庁に伝えています。

東日本大震災以降、被災地に立地する原発が再稼働するのは初めてで、東京電力・福島第一原発と同じ方式のBWR=沸騰水型軽水炉としても初の再稼働となります。

武藤 経済産業大臣
「大いに期待をしているところであります。東北電力においては引き続き安全最優先で作業を進めていただきたい」

武藤経産大臣は、閣議のあとの会見でこのように話し、女川原発の再稼働について、「東日本の電力供給構造の脆弱性などの観点から非常に重要だ」と強調しました。

女川原発は、原子炉の再稼働を経て11月上旬に発電を再開し、12月ごろに営業運転を始める見込みです。

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