4日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=149円01銭を付けた。8月中旬以来、約1カ月半ぶりの円安・ドル高水準。堅調な米雇用統計を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げの観測が後退し、円売り・ドル買いが進んだ。

 午後5時現在は前日比1円66銭円安・ドル高の1ドル=148円58~68銭。ユーロは1ユーロ=1・0971~81ドル、163円15~25銭。

 朝方発表された9月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数の伸びが市場予想を大幅に上回った。米経済への楽観的な見方から、FRBの利下げペースが緩やかになるとの観測が広がった。(共同)

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