ANAホールディングスの芝田社長が会見し、「心地よい」為替水準は1ドル=125円だとして、今の円安水準は海外に出ていく日本人にネガティブな影響を与えていると指摘しました。

ANAホールディングス 芝田浩二社長
「心地よい円の水準はいくらかって言われると、ずっと125円ぐらいが肌感覚でいいなと申し上げているんですね。心理的なネガティブなインパクトっていうのは大きいかなという風に思っています」

 芝田社長は今の円安について「短期的に事業に与える影響はあまりない」としたうえで、コロナ前と比べると訪日客が増加し、出国する日本人が減っていると指摘しました。

 世界各国の物価高に円安が重なり、「日本のお客様にとってはやっぱり不利だ」と述べ、1ドル=125円あたりが出国する日本人にも訪日客にも魅力的だという認識を示しました。

 一方、この日発表した決算は訪日客や国内の旅行需要の回復もあり、売上高、最終利益などでいずれも過去最高を更新しました。

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