トヨタ自動車=村田由紀子撮影

 トヨタ自動車は3日、2025年に予定していた電気自動車(EV)の北米現地生産の開始を26年以降に延期すると明らかにした。品質に関連した遅延で、北米市場でEV需要が鈍化していることとは「関係がない」と説明している。

 トヨタは24年2月、米南部ケンタッキー州ジョージタウンの工場に13億ドル(約1900億円)を投じ、3列シートのスポーツタイプ多目的車(SUV)のEVを生産すると発表していた。25年中の生産開始を予定していたが、トヨタは「確実に品質を作り込む」ためとして先送りを決めた。詳細な生産開始の時期は明らかにしていない。【秋丸生帆】

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