建設中のJR広島駅ビルの完成イメージ=JR西日本提供

 JR西日本などは27日、JR広島駅南口(南区)に建設中の駅ビルに入る商業施設「minamoa」(ミナモア)が2025年3月24日に開業すると発表した。ファッション、生活雑貨、グルメなど185店舗が入り、幅広い客層に対応する「広島ならではのショッピングセンター」を目指すという。

 広島駅は、建設中の駅ビル(地上20階地下1階)を核に大規模な再開発が進む。駅ビルにはミナモアのほか、広島電鉄の路面電車が乗り入れるターミナル、映画館、ホテルも建設される。

JR広島駅ビルの内部イメージ=JR西日本提供

 ミナモアは6階から地下1階に入り、店舗面積は約2万5000平方メートル。豊かな時間を醸し出す「全館カフェ」、好奇心を刺激する「日常の中の冒険」などのコンセプトの下、中国地方初出店となる海外ブランドなど多数の店舗が入居予定。6階には飲食店31店舗で構成する大規模なダイニングフロアもできる。

 従業員約3000人の新規雇用を見込み、特設の求人サイトをインターネット上に開設した。

 JR西日本の広岡研二・広島支社長は「中四国地方の玄関口にふさわしい施設になるよう、しっかり工事を進めていく」と話した。【中村清雅】

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