自民党の新総裁に就任した石破氏の戦いを改めて振り返ります。「最後の戦い」と位置づけた5度目の挑戦で勝利を掴んだ石破氏。党員票に加え、課題とされた国会議員票でも支持を集め逆転しました。

27日に投開票が行われた自民党総裁選。過去最多9人が立候補。1回目の投票では、高市氏が181票、石破氏が154票、小泉氏が136票、林氏が65票、小林氏が60票、茂木氏が47票、上川氏が40票、河野氏が30票、加藤氏が22票となりました。

「これより高市早苗君、石破茂君による決選投票を行うこととします」

石破氏は、トップの高市氏に国会議員票で27票の差、そして党員票でも1票差をつけられ2位に。決選投票に臨みます。

石破茂氏:
国民を守ってまいります。1人1人が幸せを実感できる安心と安全を実感できる、1人1人に笑顔が戻ってくる日本を作ってまいります。

高市早苗氏:
日本全国どこに住んでいても安全に暮らすことができて、色んなものから命を守れる日本列島を一緒に作って、次の世代に渡していこうじゃないですか。

5分間の演説の後、行われた決選投票では…。

「高市早苗君194票、石破茂君215票であります」

石破氏が215票を獲得。議員票、地方票ともに高市氏を上回り、1回目の投票から逆転。「最後の戦い」と位置づけた5度目の挑戦で悲願達成となりました。

石破茂新総裁:
自由民主党総裁に選出いただいた衆院議員の石破茂です。勇気と真心を持って真実を語り、日本国をもう一度皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするために、石破茂全身全霊を尽くして参ります。

石破新総裁が、今後どのような内閣を発足させ、解散総選挙をいつ行うのか、鳥取県初の自民党総裁の一挙手一投足が注目されます。

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