日本銀行は、きょうまで開かれた金融政策決定会合で現状維持を決めました。これを受け、1ドル=156円台まで円安が加速しています。中継です。

相場が大きく動いたのは1時間半ほど前でした。1ドル155円半ばで取引されていた円相場は、一気に156円10銭台まで円安が進み、34年ぶりの水準を再び更新しました。

円売りに拍車をかけたのが、市場で広がった「日銀が動かなかった」との受け止めです。

日銀はきょうまで開かれた金融政策を決める会合で、短期金利の誘導目標を0%~0.1%で据え置きました。

また、市場で縮小するとの観測が広がっていた長期国債の買い入れも、「前回会合で決めた方針に沿って実施する」と、縮小について明言がありませんでした。

市場では日米の金利差が縮まらないとの見方から、円を売って、ドルを買う動きが強まりました。歯止めがかからない円安に、鈴木財務大臣は「しっかり対応してまいります」と話すにとどまりました。

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