米鉄鋼大手USスチール買収計画を巡り、日本製鉄の今井正社長兼最高執行責任者(COO)は26日、「米大統領選の中で買収について取り沙汰されている状況に変わりはなく、決して楽観できない」との認識を示した。会長を務める日本製鉄連盟の定例記者会見で、述べた。
今井氏は、買収時期について「年内に買収を完了させるという意思で、取り組んでいることに変更はない」と強調。今後の対応については「従来通り(全米鉄鋼労働組合との)対話を強く望んでいる。(買収が)米国の国益にかない、USスチールの成長につながると理解されるよう、引き続き粘り強く働きかけていく」と語った。【安藤龍朗】
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