記者会見する米FRBのパウエル議長。利下げを判断する時期に注目が集まる(ゲッティ=共同)

【ワシントン=坂本一之】米商務省が25日発表した2024年1~3月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、年率換算で前期比1・6%増となった。伸び幅は前期の3・4%増から縮小し、市場予想(約2・4%増)も下回った。プラス成長は7四半期連続となった。

1~3月期は、経済の牽引(けんいん)役でGDPの約7割を占める個人消費が2・5%増となり前期の3・3%増から縮小する一方で、住宅投資が13・9%増と前期の2・8%増から大幅に拡大した。

中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)は30、5月1日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を協議する。高水準となっている現在の金利5・25~5・5%を引き下げるタイミングを年内で模索している。

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