大郷町議会は9月20日、スポーツパーク構想の総事業費を調査するため町が提出した測量設計の予算案を可決しました。大郷町は年度内にも事業費を議会に示し、構想への理解を求める方針です。

大郷町は9月20日、農地の整備に必要な盛り土の量などを調査する測量設計業務委託費、およそ5400万円の補正予算案を町議会に提出しました。

大郷町が実現を目指すスポーツパーク構想とは、町が農地を整備し、京都市の企業「スポーツX」がサッカーグラウンド12面や宿泊施設を建設して運営を担うものです。構想を巡っては、町議会から町の負担や運営会社の財政状況などを懸念する声が挙がり、土地の取得や整備に関連した予算案はこれまで2度にわたり否決、削除されてきました。

20日は改めて町が提出した、町が負担する費用を明確にすることを目的とした測量設計の予算案の採決が行われ、予算案は賛成6反対5の賛成多数で可決されました。

大郷町 田中学町長
「スポーツパーク構想が事業採択になったというわけではございません。議会にも丁寧に説明を申し上げながら、早い機会に盛り土工事が着手できるように努力したい」

大郷町は速やかに業者の選定などに着手し、町が負担する事業費を年度内に議会へ示す方針です。

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