円相場が約34年ぶりに1ドル = 155円を突破した25日。
東京・銀座には、円安による買い物天国・日本を堪能する外国人観光客の姿があった。
カリフォルニアからの外国人観光客「妻がいろんなバッグを買いました。日本で買い物するととても安い。とてもお得です」
一方で、記録的な円安は、このゴールデンウィークに海外旅行に出かける人たちにとっては由々しき事態。
そんな中...。
旅行アナリスト・鳥海高太朗さん「ことしのゴールデンウィーク、今からハワイに行くのがお得なんです」
このゴールデンウィークに、なぜかハワイがお得感のある意外な穴場だというのだ。
抜けるような青空と、目の前に広がるビーチ。
日本時間25日に撮影された、ハワイ・オアフ島の様子だ。
島内には、ゴールデンウィークを前に、ひと足早くハワイ入りした日本人観光客の姿があった。
しかし、聞こえてきたのは「飛行機はガラガラ」、「日本人は割と少ない」といった声。
現地のホテルに、2024年のゴールデンウィークの状況について聞いてみた。
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ 塙麻衣子さん「コロナ前は、ゴールデンウィークは満室になっていることも多かった。ことしは多少余裕がある状況。少なからず円安の影響もあると思う」
加速する円安が逆風となっているハワイ旅行。
しかし、だからこそハワイがお得感のある穴場になっているというのだ。
旅行アナリスト・鳥海高太朗さん「(ゴールデンウィークの)飛行機の座席が余ってしまっている。空席を埋めるべく、航空各社が料金を下げて販売している」
余った席を大安売り?
そこで、旅行会社を取材すると、まだ予約が可能な5月4日、成田空港発ハワイ5日間のツアーが、15万9800円という破格の値段で販売されていた。
旅工房広報・間野恵理香さん「ゴールデンウィーク直前になって、2000~3000円から最大4万円ほど安くなったツアーもある」
さらに、ホノルルのヒルトンホテルでは、ゴールデンウィーク期間中に異例の最大50%オフセールを実施していた。
そして、円安の影響を受ける滞在中のレジャー費用も節約可能。
ドルフィン & ユー・竹村利生さん「(どんなプラン?)シュノーケリングでウミガメと一緒に泳いだり、魚を見たりするツアーです」
この会社では、大人1人125ドル、日本円で約1万9300円のウミガメと泳ぐツアーなどが、ゴールデンウィーク中も20%オフ。
1人あたり4000円ほど安くなり、1ドル = 124円の感覚でマリンレジャーを楽しめる。
“円安だから”穴場となるハワイ。
夏休みに向けても、「十分あり」な選択肢となるかもしれない。
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