近鉄の通勤車両が24年ぶりにリニューアルです。

 近鉄が9月20日公開した新型の通勤車両「8A系」。現在走る通勤車両の老朽化を理由に24年ぶりのリニューアルです。車両の顔となる正面部分は従来よりもスタイリッシュにして新しさを意識。一方で、横から見ると赤と白の配色で従来と近いものにしています。そのワケは…

 (近畿日本鉄道技術管理部 喜多陽平さん)「変わっただけではなくて親しみのある“近鉄”を感じていただけるデザインにすることで、正面から駅に電車が入ってくると、新しい電車が来たというワクワク感とか変化を楽しんでもらいながらも、側面は(なじみの)近鉄の電車だなと」

 車内の座席は、進行方向に向いたタイプにも、窓を背にしたタイプにも変えることができます。

 そして、今回の最も大きな特徴。それは、車内の一角に設けられた緑色の座席。キャリーケースやベビーカーを持つ人を中心に、遠慮することなく座ってほしいという思いから設置されたその名も「やさしば」です。優先座席とは別に設置されていて、誰でも座ることができます。

 (近畿日本鉄道技術管理部 喜多陽平さん)「(様々な方に)より快適に車両を使っていただけることによって沿線価値の向上とか、近鉄沿線に住みたい思ってもらえるように」

 近鉄の新型通勤車両の運行開始は10月7日です。

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