19日の日経平均株価は、アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が0.5%の利下げを決めたことを受け、一時1000円以上値上がりしました。

 その後は、伸び悩む展開となり、終値は775円高い3万7155円でした

 一部では、アメリカが大幅利下げすると日米の金利差が縮小して円高となり「日本の株価が下がるのでは」とも言われていました。

マネックス証券 広木隆氏
「先手を打って景気悪化を防ごうという、予防的な引き下げという色彩が強い。それを受けて(日米の)金利差縮小というシナリオは薄らいできていると。簡単に言ってしまえば、アメリカの景気がそんなに悪化しないんだったら、ドルもそれほど安くならない」

 実際、19日は一時1ドル144円目前まで円安が進みました。市場は、20日に日銀が金融政策決定会合でどのような判断を下すのか注目しています。

広木氏
「8月の大きな市場の混乱を招いたという反省もあるでしょうから、政策変更はなし、植田総裁のコメントも、非常に穏当なものになるのではないかと。日銀が利上げを急がないという姿勢を示すのであれば円安が進み、それが日本株をさらに押し上げる結果につながるのではないか」

(「グッド!モーニング」2024年9月20日放送分より)

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