18日にローソンが発表した“未来のコンビニ”。

お弁当コーナーのデジタルサイネージに注目。

20代の女性記者が棚の前に進むと、一口で食べられるサイズ感のお弁当をまず、おすすめし、納豆巻きを手にしてみると、お寿司に合いそうな天ぷらそばを提案し、その人の今の行動に合わせた商品情報が表示されます。

このサービスを支えるのが、AI(人工知能)搭載のカメラ。

棚上部のカメラで来店客の年代などの属性を、さらに棚を見下ろすカメラでは商品の位置を把握し、リアルタイムで個人に合わせた商品情報を反映させているのです。

一方、店舗の外ではドローンが飛んでいます。

災害が発生したときに、いち早く現場に駆けつけることを想定。
地域防災の一助となるコンビニが、当たり前になるかもしれません。

ローソン・竹増貞信社長:
グローバルに、リアルテックコンビニエンスを展開していけるローソングループになっていく。

社会課題を解決に導くテクノロジーを導入し、コンビニの未来を変えていく。
支えるのは、通信大手KDDIのデジタル技術です。

KDDIは2024年春、ローソンへのTOB(株式公開買い付け)の成立を発表。
三菱商事、ローソンと共同でのコンビニ経営参入が話題となりました。

その第一歩ともいえる18日の発表から見えたのは、コンビニを中心に据えた未来の街の姿です。

KDDI・高橋誠社長:
ローソンにドローンを設置したり、スターリンク(米スペースX社の衛星通信サービス)を設置したり、そこ(コンビニ)を起点に交通インフラになってみたり、そういうことは社会に良いインパクトをもたらす。

国内に1万4000店舗以上、海外に8000店舗近くを構えるローソンに、KDDIの強みであるテクノロジーを融合し、ソーシャルインパクトを起こすのが狙いです。

KDDI・高橋誠社長:
社会課題を解決するための革新的な技術を投入することで、よりコンビニエンスストアが便利なものになる。これは社会にとっても非常に良い方向に動くのではないか。

1号店は2025年春、東京・港区のJR高輪ゲートウェイ駅直結のビルにオープンする予定です。

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