農水省=東京都千代田区で、米田堅持撮影

 ユニー(本店・愛知県稲沢市)が輸入原料であることを表示せずにローストビーフを販売したとして、農林水産省は18日、食品表示法に基づき、同社に適正表示や再発防止策の構築などを指示した。

 不適正表示だったのは「お肉屋さんのローストビーフ」。オーストラリアやアメリカ、カナダ産の牛肉が原料だったが、「輸入」「カナダ産」など食品表示基準に定められた表示をせずに販売し、輸入なのか国産なのかが消費者に分からない状態だった。農水省の調査によると、全国36店舗で2022年4月~24年4月に計約60トンが販売された。同社は「担当者が制度を理解していなかった」と説明したという。【荒川基従】

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