香りで心と体の健康を実現する「ウェルネス事業」に参入しました。
香りを武器にした新たな挑戦。
消臭剤などを販売する「エステー」が17日、新たに本格参入を発表した「ウェルネス事業」。
心の安らぎや健やかな暮らしを意味し、ビジネスなど幅広い分野に広がりを見せています。
エステー・上月洋社長:
われわれの元々の強みである「香り」。その強みを生かして、香りとウェルネスを組み合わせていきたい。
ドラッグストアなどでの従来の商品展開ではなく、今後、企業や自治体とも協業し、販路を拡大させていきたい考えです。
例えば、AIを活用して作る企業の香り付きの名刺。
企業の口コミやイメージなどをAIで分析し、それをもとに企業独自の香りを作り出し、ブランド戦略の一環として提供します。
また自治体とは、伐採で廃棄される枝葉などを再利用した地域特有の香りを商品化し、地方創生につなげていくとしています。
消臭芳香剤や防虫剤など、いわば“空気ビジネス”で数多くのブランドを展開するエステーの新領域。
2022年にはペット用品市場にも初参入するなど、新たな市場の開拓を加速させる背景にあるのは日用品メーカーの限界です。
エステー・上月洋社長:
われわれは(臭いなどの)負の解消。これがビジネスの事業領域の中心になっていた。その中で戦っているだけでは限界があるので、われわれは提供価値を広げていこうと。日用品メーカーからウェルネスカンパニーへ。香り×ウェルネスで国内で勝ちきって、海外にも展開していこうと考えている。
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