世界最大級の自動車見本市、北京モーターショー(MS)が25日開幕した。国内外の多くの自動車メーカーが参加し、117台の新モデルが世界初公開された。中国では、電気自動車(EV)の販売が拡大しており、新型EVの披露が目立った。
日本勢では、日産自動車が今後3年以内に中国で投入するEVやプラグインハイブリッド車(PHV)4車種のコンセプト車を世界初公開した。ホンダは中国向けEVの新ブランド「燁(イエ)シリーズ」で2024年末~25年に発売する3車種を展示。トヨタ自動車は、年内にも発売予定のEVブランド「bZ(ビージー)シリーズ」2車種の量産モデルを初公開する。
中国は23年の新車販売台数が3000万台を超える世界最大の自動車市場。EVやPHVなどの「新エネルギー車」が全体の3割超を占め、急速な普及が進み、価格競争も激化している。
北京MSの開催は20年以来4年ぶり。中国では北京と上海で隔年でモーターショーを開催しているが、新型コロナウイルスを厳格に封じ込める「ゼロコロナ政策」の影響で、22年は中止した。【北京・小倉祥徳】
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