日本の伝統食材・ユズが欧米から熱視線を浴びています。アメリカの企業の経営者が12日、小林市を訪れ、ユズの生産・加工現場を視察しました。

小林市須木でユズの生産・加工を手がける「すき特産」です。12日は、アメリカ・ロサンゼルスを拠点にユズの加工品を販売するYUZUCOの共同創業者 ベシュコブ兄弟がすき特産のユズ畑を訪れました。

YUZUCOは、去年からすき特産が製造したユズ皮のペーストや果汁などを購入していて、今回初めて現地を視察しました。

(YUZUCO バジル・ベシュコブさん)
「すき特産のユズは品質と価格が見合っているものであったので、アメリカでも十分通用するだろう」

このあと、2人はユズの加工場を訪れ、品質管理の方法や製造工程などについて説明を受けました。

宮崎県はユズの生産量が全国5位。近年、アメリカやヨーロッパでユズの注目度が高まる中、すき特産とYUZUCOは、新たにオリジナルブランドの柚子胡椒の製造にも取り組んでいます。

(YUZUCO ニコライ・ベシュコブさん)
「ユズは日本特有のおいしいシトラスなので、アメリカでもっと広めたい。そのためにYUZUCOという会社を作った。アメリカの消費者たちにもっとユズを広めていきたい」

小林市で収穫されたユズを使った新たな商品は今後、アメリカのECサイトなどで販売される予定です。

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