(ブルームバーグ):米オルタナティブ資産運用会社ブラックストーンのマイケル・チャエ最高財務責任者(CFO)は、同社は「ソフトランディングについて慎重ながらも楽観している」と指摘。インフレ抑制に向けた米金融当局の取り組みはリセッション(景気後退)の引き金にならないとみていることを示唆した。

チャエ氏は11日、バークレイズ主催の会議で「ソフトランディングは達成するのが難しい」と発言。「歴史において極めてまれだが、現在の状況はかなり心強い」と述べた。

この日発表された8月の米消費者物価指数(CPI)統計は強弱まちまちの内容となり、利下げペースはより緩やかになる見通しとなった。

米CPI、コア指数が予想外に伸び加速-大幅利下げの可能性低下 (3)

住居費を除外し、その他の項目を加えたブラックストーン独自のインフレ指標では、インフレ率は1.7%となり、米インフレが「目標」の水準にあることが示唆されると、チャエ氏は話した。

ブラックストーンが収集したデータは労働市場が軟化しつつあることも示しているという。

原題:Blackstone Finance Chief Chae Says US Inflation Is ‘at Target’(抜粋)

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