日本酒の国内で消費が低迷する中、若者にその魅力を発信する方策を探ろうと、岩手県二戸市の酒蔵を9月11日、東京のギャルたちが訪ね酒造りの作業を体験しました。

二戸市の酒造会社「南部美人」には11日、東京の渋谷を拠点にダンサーやタレントなどとして活動しているギャルたちが訪れました。

これはギャルたちの自由な発想や感性を日本酒の魅力発信につなげようと、東京の会社CGOドットコムの協力のもと南部美人が企画しました。

ギャルたちは南部美人の久慈浩介社長から酒蔵を案内され、日本酒の元となるもろみをかき混ぜる櫂入れ作業を体験しました。

そして、伝統的な酒造りの技術が年内にユネスコの無形文化遺産に登録される見込みである一方、消費の減少が続く日本酒の現状について説明を受けたあと、ギャルたちは売れ筋商品の飲み比べをしました。

ギャルたちは若者の間で人気を高められる可能性を感じた様子でした。

CGOドットコム ピファニーさん
「悪酔いしちゃうみたいに(思ってる人が)多いけど、この種類をたしなむのもそうだし、飲み方を覚えれば楽しめる」

CGOドットコム ぱにぱにぱにぱにともちんぱさん
「久慈さんのお話を聞いて、食べ合わせ・飲み合わせすごく興味出たし、このイケてる感じを広めたいと思った」

CGOドットコム リリースペイシーさん
「もっともっと(日本酒を)外に外に広げていきたいと強く思った」

南部美人では今後もギャルたちとオンラインでやり取りしたうえで、若者向けの新商品を開発することにしています。

南部美人 久慈浩介社長
「こんなにちゃんとした日本人の心を持っていて、それを『バイブス』とか『アゲアゲ』とか言葉は違うけど、日本の文化を広める同志として僕は同じだと痛感した」

南部美人の新商品は12月に発表し2025年1月に発売の予定です。

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