政府が、ADB(アジア開発銀行)の次の総裁候補に指名する神田前財務官は10日、記者団に対し、総裁に強い意欲を示しました。

神田前財務官は、「これから国際的な選挙で過半数を勝ち抜かなければならないという重責だと受け止めております」などと述べたうえで、「われわれが地域、とりわけ脆弱(ぜいじゃく)な人々にもっと貢献できる、人類共通の課題にさらに貢献できることを示していく」と意欲を強調しました。

また「アジアの多くの国は、日本と同じ悩みを持っている」と指摘し、少子高齢化を伴う人口減少や気候変動などに「われわれはいろいろな経験をもって貢献することができる」と述べました。

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