9日の東京株式市場で、日経平均株価は一時1100円以上下落しました。

先週末、アメリカで発表された雇用に関する統計が市場の予想を下回ったことから、アメリカの景気後退懸念が再燃。ニューヨーク市場でダウ平均株価が400ドル以上下落するなど、主要な株価指数が揃って下落したことが東京市場にも波及しています。

さらに、円高も株価の重しとなっています。

FRBが9月に大幅な利下げに踏み切るのではとの見方が拡大し、日米の金利差縮小が意識されたことで、円相場は一時1ドル=141円台後半まで円高に進行しました。

これに伴い、業績悪化が懸念される自動車や電機などの輸出関連株が大きく売られ、株価を押し下げています。

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