セブン&アイ・ホールディングスが、買収提案を受けているカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールに対し、賛同できないとする書簡を送ることが5日分かった。「株主の利益に資さない」と取締役会が全会一致の結論に至った。提示金額が低水準であることなどから、セブン&アイの企業価値に見合わないと判断したことで、大型買収の実現可能性は遠のいた。
書簡を近く送付する見通しだ。
セブン&アイは社外取締役で構成する特別委員会を設置し、提案内容について精査していた。セブン&アイの時価総額は買収提案を公表した先月19日時点で5兆円を超えており、完全子会社化には巨額の資金が必要となる。(共同)
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