岩手県一関市の猊鼻渓では2024年春から研修をしていた舟下りの船頭が8月デビューし観光客を乗せて唄を披露しながら舟を運行しています。史上最年少20歳の船頭です。

新人船頭 上野快夢さん
「これより猊鼻渓のご案内をさせていただく新人船頭の上野です。よろしくお願いします」

最年少の新人船頭としてデビューしたのは静岡県出身の上野快夢さん20歳です。

上野さんは母親が一関市東山町出身であることが縁で2024年4月に船頭見習いとなり4カ月間の特訓を経て8月独り立ちしました。

新人船頭 上野快夢さん
「右前方をご覧ください。右前方。ライトサイド、パンフレットナンバー4。
毘沙門窟といいます。名の通り七福神の一人毘沙門天様を祭っています」

猊鼻渓は約2キロの断崖が続く溪谷で上野さんはさお一本で舟を操りながら20人ほどの観光客に見どころを案内しました。

舟下りの最後には覚えるのに苦労したという「げいび追分」を披露します。

訪れた観光客は溪谷に響く上野さんの唄声を聞きながら景色に見入っていました。

宮城県から
「一生懸命さがあって良かった。どこを見ていいか分からないときも先導してくれて分かりやすかった」

新人船頭 上野快夢さん 
「皆さまの笑顔をつくるのがわたしの役目。少しずつ成長してもっと楽しく仕事ができたらと考えている」

上野さんは今後訪れた人にさらに楽しんでもらえる会話や民謡を覚えていきたいと目標を語っていました。

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