鶴岡市温海地区の小学生が、在来野菜「あつみかぶ」の栽培体験を通して地元の農業について理解を深めた。

伝統野菜の栽培体験は、鼠ヶ関小学校(鶴岡市)で毎年行われている。
きょう(5日)は学校の裏にある畑で、4年生6人が「あつみかぶ」の種をまく前に行われる「焼畑」の火入れを見学した。

あつみかぶは鶴岡市の温海地区で400年前から作られている在来作物で、畑を焼くことで土の中の菌や害虫を駆除し、灰は天然の肥料になる。
子どもたちは主催した市の職員から栽培の歴史について説明を受け、昔は米の生育が悪いとあつみかぶを多めに栽培していたことなどを学んでいた。
このあと子どもたちは畑に戻り、土に混ぜたあつみかぶの種を、声をかけながらまいていった。

(児童)
「でっかくなーれ!」

(児童)
「楽しかった。大きく育ってほしいという気持ちでまいた」
「地域の食べ物なのでこれからも大切にしていきたい」

地域の伝統野菜について理解を深めた子どもたち。11月には収穫体験も行われるという。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。