政治団体の届け出がない東京の後援会団体から、自身の資金管理団体に寄付があったとして、塩田知事が2024年1月、寄付金258万円を全額返金していたことが明らかになりました。

塩田知事が寄付を受けたのは、「鹿児島県知事 塩田康一関東後援会」です。

事務所によりますと、2020年に設立した関東後援会は、2022年9月、塩田知事が代表を務める資金管理団体に、258万円を寄付したということです。

しかし2023年10月、政治資金収支報告書に寄付金について掲載する手続きの中で、県選挙管理委員会の指摘により、関東後援会が政治団体として登録されていないことが発覚。

政治資金規正法では、政治団体に登録していない団体からの寄付行為は認められていないため、塩田知事は2024年1月、全額を返金したということです。

9月3日朝、塩田知事は報道陣の取材に応じ、次のように述べました。

塩田知事
「知事という立場での寄付は個人献金、または政治団体の届け出をした団体と(関東講演会には)お伝えしていた(同様の)可能性のあるところに周知を徹底したい」

塩田知事は今後、総務省に相談しながら対応していく考えを示しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。