ハンバーガーの値段は上昇傾向にあるが、ポテトと飲み物とセットで500~600円台の割安なメニューもある=東京都内のバーガーキングで2024年6月21日、加藤結花撮影

 会社員など、働く大人はランチにどれくらいのお金をかけているのか。

 リクルートが首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の会社員など働く人を対象にした2024年のランチ実態調査によると「外食店内での食事」の費用の平均は1243円。前年より53円増で、4年連続のアップとなった。

 ハンバーガーの値段は上昇傾向にあるが、ランチタイムはポテトと飲み物を合わせた500~600円台のメニューもあり、他の外食と比べ、割安感が残っていると言えそうだ。

 ランチの費用を形態別にみてみると「出前、デリバリー」は平均1368円(前年1332円)で最も高かった。「コンビニ、スーパーで購入したものを持ち帰り」は同597円、「自炊、または家族などが作った食事や弁当」は同392円だった。

 一方、同社が調べた外食市場調査(24年7月度)によると、首都圏、関西圏、東海圏の3圏域の外食市場の規模は前年同月比61億円増の2915億円だった。

 1回の外食の単価は首都圏が2934円、関西圏が2841円、東海圏が2377円で、東海圏を除く2圏域で前年同月から上昇した。

 ひと月あたりの外食の頻度は首都圏が4・08回、関西圏が3・69回、東海圏が3・24回で、首都圏のみが前年同月を上回った。【加藤結花】

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