WHO本部=2023年2月、スイス・ジュネーブ(ロイター=共同)

 世界保健機関(WHO)は30日、アフリカを中心に感染が拡大するエムポックス(サル痘)について、明治グループの製薬会社KMバイオロジクス(熊本市)を含む2社からワクチンの緊急使用許可の申請を受けたと明らかにした。テドロス事務局長は記者会見で「速やかに審査している」と述べ、2週間以内に承認されるとの見方を示した。

 WHOによると、KMバイオとデンマークのバイオ企業、ババリアン・ノルディックが23日に申請した。日本の厚労省などによると、KMバイオの天然痘ワクチン「LC16」は2022年、エムポックスの予防に効果があると追加で承認された。(共同)

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