熊本県は畳の原料となるイ草の日本一の生産地です。このほど『世界一長い』を目指す畳が完成し、ギネス記録に申請するための記録測定会が8月26日、八代市でありました。

国産畳の需要が低迷する中、伝統的な天然イ草で作る畳の魅力を発信しようと熊本県内のイ草生産者でつくる研究会が中心となって、プロジェクトチームを結成。

岡山市の建材メーカーが持つ11メートル71センチという『世界一長い畳』のギネス記録に挑みました。

今回、イ草の生産者と畳職人が協力して完成させた畳は幅95センチ、長さは通常の畳7枚分、なんと12メートル67センチ。

ギネス認定記録を超えました!

この畳で造ったベンチには一度に30人程度が腰かけることができます。

【熊本県畳表銘柄確立研究会 坂本 一真 会長】
「あと何年、国産いぐさを生産できるかという状況に陥っていて少しでもイグサを知っていただきたくて挑戦することを決めました。畳がイグサで出来ていることを知らない人が多いと思うので本当の畳の香り、さわり心地を体験してもらって(熊本の畳を)使ってみようと思っていただければ」

プロジェクトチームは今回の測定データをもとに、8月中にギネスワールドレコードジャパンに認定を申請。

早ければ1カ月ほどで今回の畳が世界一に認定される見通しです。

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