台風10号の接近で愛媛でも対策がとられているなか、漁業にも打撃を与えています。29日の状況です。

佐野快成アナウンサー:
「正午すぎの深浦漁港です。この時間雨はパラつく程度ですが風は生暖かく湿っています」

愛南町の深浦漁港は2日ほど前から漁を取りやめ、漁船は波の穏やかな場所に避難させています。

愛南漁協・立花弘樹組合長:
「(台風10号が)どれだけ大きいか想像もつかないです。ものすごく怖いので今回は用心しないといけない」

漁協の建物では窓ガラスにガムテープや段ボールを貼り、強い風や雨に備えるなど厳重な対策がとられています。

漁協は9月2日に水揚げを再開する予定。イワシ漁の最盛期で1週間に及ぶ漁の休止は大きな打撃になりそうです。

今治市の伯方島の尾浦港では高潮などの被害を防ぐため、市の職員が防潮扉を閉じビスでしっかりと固定していました。また伯方港では港と浮き桟橋を繋ぐ橋が大波で破損しないよう、チェーンを使って吊り上げていました。

今治市伯方支所・山岡誠さん:
「この先の進路が非常に気になるところ。大変大型でスピードも遅く心配しております」

伯方島は6年前の西日本豪雨で死者も出ていて、市は早期に避難所を設置し住民を受け入れたいとしています。

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