天神交差点に建設中のワン・フクオカ・ビルディング=福岡市中央区で2024年5月21日、吉田航太撮影

 西日本鉄道は、福岡市中央区天神に2025年春に開業する複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング」(略称・ワンビル)に、東京の複合文化施設「スパイラル」の運営会社が出店すると発表した。ビル内のオープンスペースの一部のアート管理も担い、天神地区のさらなる魅力向上を図る。

 店名は「スパイラル ガーデン」で、九州初出店。ギャラリーや約30席のカフェ、アクセサリーなどの販売スペースを設ける。若手アーティストの発掘支援などの催しも行う予定という。

 21日に開かれた定例記者会見で林田浩一社長は「面白いことや刺激を与えることがないと人は集まらない。そういう意味でアートは刺激を与えてくれるいい材料になるのではないか」と語った。

 スパイラルは、ワコールの子会社が東京都港区で運営する施設で、「生活とアートの融合」をテーマに多種多彩なプログラムを発信している。【下原知広】

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