台風10号の接近に伴い、道後など愛媛の観光地では28日も備えが進んでいます。一方で、29日以降に予定されていたイベントは相次いで中止となってます。

田中日南子記者:
「午後1時の道後に来ています。先ほどから少しずつ雨が強くなってきているように感じます」

夏休みもラストウィーク。しかし台風の影響からか道後商店街を歩く人もまばらです。

香川からの観光客:
「台風が来てるので、(いつ帰るか)いま考えてるところです」

千葉からの観光客:
「もしかしたら明日になっちゃうかもと延泊とかも考えてた。ちゃんと予定通りきょうで帰れそうなので良かった」

接近する台風に備えて道後温泉本館でも、すだれを一時巻き上げるなど強風への対策が取られました。道後温泉本館や飛鳥乃湯泉は、29日以降も通常通り営業する予定です。

この一方、愛媛県内で29日以降に予定されていたイベントは中止が相次いでいます。

大洲の夏の風物詩「うかい」は31日(土)まで中止。久万高原町では31日に盆踊りや花火を予定していた「みかわ納涼まつり」が中止になっています。

八幡浜の平家谷そうめん流しも29日と30日の営業を中止。宇和島の薬師谷そうめん流しも29日の営業を中止すると発表しています。

今治市で29日に予定されていたオオオニバスの試乗体験も中止になっています。

またひと足早い秋の味覚を楽しむイベントも中止が決定しています。大洲で30日に予定されていた「いもたき」の初煮会も中止を決め、延期はしないとしています。西条市の「西条いもたき」も29日以降も中止の可能性が高いということです。

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