JR日田彦山線などの一部区間を結ぶ「BRTひこぼしライン」が28日で開業からちょうど1年となりました。

利用者数が目標を上回る一方で、課題も明らかになっています。

◆記者リポート
「JR添田駅では予定されていた記念式典が台風で中止となり、比較的静かな1周年を迎えています」

JR日田彦山線の添田駅から久大線の日田駅までの36駅、約40キロを結ぶ「BRTひこぼしライン」。

2017年の大雨被害を受けて去年8月、鉄道の代わりに導入されました。

◆利用者
「バスにかわって1周年ということで乗りに来ました。良いですよ、信号があまりないのであまり揺れないですし、基本不便だとは思うんですけど、なくなるよりはずっといいですよね。本数は多い方がありがたい」

利用者数は開業から1年となる直前の8月5日に10万人を突破しました。

◆JR九州 古宮洋二社長
「鉄道時代の平均通過人数(利用者数)131人というのがあって、それを超えないといけないというのを目標にしてきて、BRTの平均利用者数は164人となっています」

一方で、利用者の6割が観光客のため、地元の人たちにもっと日常的に使ってもらえるようにすることが課題だといいます。

◆JR九州 古宮洋二社長
「きめ細やかなルート設定や地元イベントに合わせたダイヤ設定など、地元と一体となって取り組んで164人を継続するのがこれから一番大事なこと」

JR九州などは、今後、さまざまな企画も実施していくとしています。

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