タクシー業界でドライバー不足が課題となる中、21日、鹿児島第一交通がセカンドキャリアを考える求職者と、50代以上のドライバーによる意見交換会を初めて開きました。

鹿児島市で開かれた鹿児島第一交通の「マスターズの会」。タクシー業界でドライバー不足が課題となる中、定年退職や転職後のセカンドキャリアを考える求職者に、50代以上の現役ドライバーの生の声を聞いてもらい、タクシー業界の魅力を感じてもらうのが狙いです。

会ではお互いに率直な意見が交わされました。

求職者
「自分がやればやっただけのことが返ってくるのはやりがいかなと。それを期待したい部分もある」

ドライバー
「うちはほぼ無線で配車されるから稼ぎやすい」

また、意見交換に同席した社長へ、ドライバーからの要望も上がりました。

ドライバー
「洗車機はどこかに置けないですか。夏場はまだいいが冬になると手がかじかむ。そこの改善を」

鹿児島第一交通・下之角洋社長
「持って帰ってちゃんと(検討)します」

活発に行われた意見交換。求職者・ドライバー双方にとって貴重な機会になったようです。

求職者
「先輩ドライバーの話を聞いて少し不安材料が緩やかになった」

鹿児島第一交通・下之角洋社長
「(ドライバーが)コロナ禍で3割以上が退職した。稼働台数が少ないから稼げる。今、僕より給料がある人が何十人もいる。周りから興味をもってもらえるように動いていきたい」

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