石川県は地震で落ち込んだ旅行需要を喚起するため、「いしかわ応援旅行割」を来月1日から再開することにしました。

これは馳知事が21日の記者会見で明らかにしました。

いしかわ応援旅行割はこれまで3月から7月末までの間に2回行われ、あわせて40万泊分の利用がありました。県は国から割り振られた予算、50億2000万円のうち残っている9億円を活用して、来月1日から11月末まで応援旅行割を再開します。

予算が配分されるのは2次避難者を受け入れた宿泊施設のうち7月末で予算を使い切らなかった約130の施設と、旅行会社、約90社です。

予約は今月23日から始まり、割引率はこれまでと同じ50パーセント、1人1泊2万円が上限となっています。

一方、被災地の復旧にあわせて能登を対象に行われる予定の復興応援割について馳知事は…

馳知事:
「年明けの適切なタイミングで半年ほどお願いしたいというのが本音です。お土産を購入していただけるようなクーポンがあると被災事業者のなりわいを支えることになりますのでそういった点に期待しています」

奥能登地域で営業を再開している宿泊施設は4割強で、そのほとんどが公費解体に携わる作業員などの宿泊に使われているため、現状、観光客を受け入れられる状況にはないということです。

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