財務省

 財務省が21日発表した7月の貿易統計(速報、通関ベース)は輸出から輸入を差し引いた貿易収支が6218億円の赤字だった。赤字は2カ月ぶり。円安ドル高を背景に半導体や自動車といった輸出が伸びた一方、医薬品や通信機などの輸入が増えた。輸出と輸入の金額はいずれも比較可能な1979年以降で7月として過去最大だった。

 輸出は前年同月比10・3%増の9兆6192億円で、8カ月連続で増えた。輸入は16・6%増の10兆2410億円で、4カ月連続で伸びた。

 外国為替レートの平均は前年同月と比べ約17円の円安ドル高となる1ドル=159円77銭だった。(共同)

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