(ブルームバーグ):米イーライリリーが手掛ける注射タイプの肥満症治療薬「ゼップバウンド」を服用した患者は、糖尿病になるリスクが94%低いことが3年に及ぶ試験で分かった。肥満治療の長期的な健康効果が示された。

20日の発表文によれば、ゼップバウンドを対象とした継続的な試験ではこれまでで最長となる。今回の試験は肥満症および前糖尿病の患者1000人以上に対し、無作為にリリーの治療薬もしくはプラセボ(偽薬)を3年間投与した。

ゼップバウンドの服用量で最も多い週15ミリグラムを投与されていた患者は、176週間の試験中に体重が約23%減少し、同治療薬の効果が長期的に続くことが示された。

同社によれば、試験の詳細な結果は今後行われる医学関連の学会で発表する予定だ。

原題:Lilly’s Zepbound Cut Risk of Diabetes by 94% in Obese People (2)

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