8月15日は、2カ月に一度の年金支給日。
都内の金融機関には多くのシニア層の姿がありました。

物価高や猛暑の影響で支出が膨らむ中、「イット!」はシニア世代の年金の使い道を取材しました。

こちらの80代の女性は、支給された年金でジムの利用料を振り込みに来ていました。

80代の女性:
(年金の)入金を確認して振り込んできた。安心しました。

こちらの89歳の女性は、56歳の娘と2人で暮らしているといいます。

89歳の女性:
家賃払って食べていくだけで、あと余裕なんかありません。

年金支給日とはいえ、無駄遣いはしないと話しています。

89歳の女性:
やっぱりチラシを見ましてね。きょうはこっちが安いと。

こうしたシニア層に向け、年金支給日に合わせた割引サービスを実施する店があります。

ツルハドラッグでは、60歳以上を対象に毎月15日からの3日間、会員カードを提示すると購入代金が5%引き。

また、食品スーパーのマルエツでは、60歳以上のVポイントカード会員を対象に、8月は16日からの3日間、獲得ポイントが通常の5倍になります。

さらに、東京・足立区にあるベニースーパー佐野店では、年金支給日の15日に合わせてお米の特売が行われました。

米は猛暑による不作で流通量が不足するなど、価格が高騰。

店内には特売品を求めて来店したシニア層の姿が。
しかし、すでに完売していました。

70代の女性:
朝早く来ないとないってことですよね。

一方、こちらの69歳の女性は、年金支給日にお刺身を買おうと来店したといいますが、お刺身の代わりに手に取ったのはカニクリームコロッケでした。

69歳の女性:
私はいつももうちょっと安めの物を買ってるので、きょうはやめておこうかな。これ税込み300円。ちょっとぜいたくかな。

2カ月に一度の年金を「有効に活用したい」。
受給者それぞれにやりくりの方法があるようです。

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