台風7号の影響が秋田県内にも出始めている。16日の秋田県内は、台風がもたらすフェーン現象で猛烈な暑さとなる予報で、2024年に入って初めて「熱中症警戒アラート」が発表された。

交通機関にも影響が出始めている。県内の空港では、お盆をふるさとなどで過ごした人の姿が見られたが、空の便の一部の欠航が決まったため、多くの人が搭乗を変更する手続きに追われていた。

台風7号は上陸の可能性は低くなったものの、16日夜から17日にかけて強い勢力のまま東北地方に接近する恐れがあり、すでに交通機関にも影響が出始めている。

午前11時過ぎの秋田空港では、お盆のUターンで家族や友人との別れを惜しむ人の姿が見られたが、その多くは便の変更手続きに追われていた。台風の影響で、16日は秋田空港と大館能代空港を発着する東京便、計17便の欠航が決まっている。

神奈川へ帰る女性は「2回くらい変えた。12日に来て、ちょうど台風の時でそれも振り替えた。台風もあってバタバタだったが、なんとかゆっくり過ごせた」と話していた。

一方、JR秋田駅でも乗車変更に訪れた人が長い列を作った。

静岡へ帰る男性は「16日は東海道新幹線が止まるので、17日に変更して帰ろうと思っている。来る時は一本後のこまちが全部運休になって、みんなに『台風と一緒に移動しているのか』と言われている」と苦笑いを見せた。

東京へ帰る男性は「今考えているのは、バスで仙台まで行って、仙台から新幹線で上野へ帰ろうかなと思っている。休みが取れたので一週間くらい旅している。最後の最後にこんなことが来たなという感じ」と話した。

16日の秋田新幹線は通常通り運行する予定だが、JRは「気象状況で遅れや運休が出る可能性があるため、最新情報を確認してほしい」としている。

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