秋田県羽後町の農家レストランは、7月の記録的な大雨で近くの川の水があふれ、泥水が流れ込んだ影響で休業を余儀なくされている。

羽後町田代の古民家を活用した施設「旧長谷山邸」。施設の1階には毎週土曜日と日曜日にだけ営業するレストランがある。

農家キッチン「あるもんで」は、2020年にオープンし、女性6人が地域で受け継がれてきた料理を提供している。

ところが、7月の大雨が店を襲った。近くの川の水があふれて流れ込み、キッチンの床や廊下は泥で覆われた。

早い時期に営業再開できるよう復旧を進めたものの、3日間雨が降り続いたため扉を締め切った結果、畳や木の床が全部カビだらけになったという。

やむなく予約はすべて断った。

営業を取りやめた約3週間、地域の人の協力を得ながら消毒作業を進めた。そして、8月17日に営業を再開できる見通しだ。

 農家キッチンあるもんで・阿部祥代さん:
「3週間休んだ分、エネルギーを蓄えているので、思いっきり皆さんを迎え入れたい」

 農家キッチンあるもんで・菅原芳子さん:
「できるだけ喜んでもらえるものを提供したい」

 農家キッチンあるもんで・菅原さよ子さん:
「久しぶりにお客さんが来るので、玄関に入ってきたときに『いらっしゃい』と優しい笑顔で迎えたい」

営業が再開される17日には、数量限定でデザートが提供される予定。

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