スカイマーク社長に就任する本橋学氏

中堅航空会社のスカイマークは22日、本橋学取締役専務執行役員(48)が社長に昇格する人事を発表した。国土交通省出身の洞駿社長(76)は代表権のある会長に就く。6月下旬の定時株主総会などを経て就任する。筆頭株主の交代や新型コロナウイルス禍の収束を踏まえ、トップの若返りなど今後の成長に向けた経営体制を固める。

平成27年の経営破綻後、スカイマークの再建を率いた投資会社インテグラル出身の山本礼二郎会長(63)、西岡成浩取締役専務執行役員(45)は退任する。

一方、スカイマーク株をインテグラルからグループで取得して筆頭株主となった物流大手の鈴与(静岡市)から、浅井伸祐副社長(67)、三輪徳泰参与(77)の2人を社外取締役に迎える。鈴与傘下の地域航空会社フジドリームエアラインズ(静岡市)で要職を務めた経歴を買われたとみられる。

本橋学氏

もとはし・まなぶ 一橋大卒。平成11年日本興業銀行(現みずほ銀行)。平成17年スカイマーク。執行役員などを経て19年11月から取締役専務執行役員。48歳。埼玉県出身。

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