愛媛有数のウメの産地・松野町で、ウメの天日干し作業が行われています。ただ今年は記録的な不作で生産者らは頭を悩ませています。

松野町の加工施設で行われているウメの天日干し作業。まずタンクで塩漬けしていた南高梅を水洗いし等間隔でせいろの上に。乾燥場で3日ほど天日干しされたあと、品質やサイズ別にタルに詰めて、梅干しの本場・和歌山県に送られ加工されます。

ただ今年は暖冬でウメの開花が早かったため、雌しべがうまくつくられなかったほか、梅雨の間に雨が少なかったことやカメムシの被害もあり、収穫量は例年の10分の1以下になっているということです。

このため通常の年ならウメを40トンほど漬けこむものの、今年はわずか3.5トンと激減。2人だけで作業にあたっていて、梅干しになるのは約1.7トンしかないということです。

今年から県内のスーパーや道の駅など販売先が増えていて、生産者にとっては大きな痛手になりました。担当者は「販路が拡大で来たら売るウメがない。残念というより情けない」と頭を抱えていました。

例年なら年内いっぱい続くこの天日干し作業。今年は9月中旬に終了する見込みです。

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