認証不正問題が明らかとなったトヨタ自動車は、国土交通省に再発防止についての報告書を提出しました。

トヨタ自動車はことし6月に「ヤリス クロス」など7車種で大量生産に必要な「型式指定」を取得する際の認証試験で不正を行っていたことが明らかとなっています。

その後の国交省の調査で、新たに7車種で乗員を守る装置の試験などで不正も確認され、国交省は先月31日、トヨタに対して初の是正命令を出しました。

トヨタ自動車によりますと、先ほど国交省に対し再発防止についての報告書を提出したということです。

具体的には、▼経営陣による定期的な認証現場の巡視を行うなど、会社全体の業務運営体制の再構築を進め、▼認証業務に関する社内規程の適正化を進めるなどして再発防止に取り組むということです。

また、関係者によりますと、認証不正問題の影響で一部の車種の生産を停止した影響から、トヨタは2024年の世界生産台数についてこれまで掲げていたおよそ1030万台からおよそ50万台下方修正し、およそ980万台に下方修正するということです。

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