(ブルームバーグ):米リッチモンド連銀のバーキン総裁は8日、米経済が正常化しているのか、それとも金融当局による一段と強力な行動を必要とするような形で減速しているのかを見極める時間が金融当局にはあると述べた。

また向こう数カ月のインフレ指標が「良好」な内容となり、最近のディスインフレ傾向の広がりは続くとの楽観的な見方を示した。

バーキン氏は全米企業エコノミスト協会(NABE)主催のバーチャルイベントで「健全な経済においては、金利の正常化を着実かつ慎重に行えるような形で経済が正常な状態へと緩やかに移行しているのか、それとも行動に踏み切る必要があるものなのか、見極める時間があると思う」と述べた。

インフレ率が目標の2%に近づきつつあることから、米当局者の関心は労働市場へとシフトする傾向が強まっているが、バーキン氏は広範なレイオフが差し迫っているとは見ていないと強調した。

バーキン総裁の動画

原題:Barkin Says Fed Has ‘Time’ to Assess Economy, Determine Response(抜粋)

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