大阪・関西万博に子供たちを無料で招待する事業。
会場までどう安全に運ぶのか?
具体的な検討案が7日明らかになりました。

来年開催される大阪・関西万博で、大阪府は小中高校生を遠足などの形で万博に無料で招待する計画を進めています。

しかし、観光バスの不足や会場まで繋がる大阪メトロ・中央線の混雑が予想されることなどから、学校現場からは子供たちを会場まで安全に運べるのか不安の声が上がっています。

■「森ノ宮駅・下りホームを専用ホーム」として確保

7日、大阪府市や博覧会協会などが開いた検討会で示されたのは、子どもの「専用列車」に対する具体的な検討案です。

その内容は次のようなものです。

・専用列車の運行は、朝のピーク時間帯を避けた午前9時半以降
・大阪メトロ中央線の森ノ宮駅・下りホームを専用ホームとして確保。
・回送電車を利用し、ほかの乗客のいない状態で小中学生800人が乗車。
・会場と逆方面の長田駅まで一度進んで折り返し、そのまま来年1月に会場に開業する新駅「夢洲駅」まで直行する


また一般の乗客に乗車を控えるよう呼びかけ、子どもが優先的に電車に乗れる「優先列車」の検討案も示されました。

■大阪メトロなどは9月に輸送計画をまとめる方針

【大阪市高速電気軌道株式会社 交通ネットワーク部長 中井亮太朗さん】「回送で空の電車にのっていただけるということが、一番、学校側にとっても乗車しやすいということでよいのではないかと。教育庁とも相談させていただきながら、より良い案を実施案として固めていきたい」

大阪メトロなどは、9月には輸送計画をまとめる方針です。

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