(ブルームバーグ):米連邦地裁は5日、アルファベット傘下グーグルが自社の検索エンジンをスマートフォンやウェブブラウザの優先検索エンジンに初期設定してもらうため、アップルやサムスン電子に行っている支払いは、反トラスト法(独占禁止法)に違反するとの判断を下した。米司法省にとっては重要な勝利となった。

首都ワシントン連邦地裁のアミット・メータ判事は、グーグルによる260億ドル(約3兆7300億円)の支払いは、競合他社が市場で成功するのを事実上阻止するものだと述べた。

グーグルが検索市場を違法に独占することで、グーグルは悪影響を受けることなく、一貫してオンライン広告の価格を引き上げることができた、と判事は指摘した。

裁判所の判断を受けて、アルファベットは約4.5%下落。アップルも約5%下げて終えた。

司法省は現時点でコメントを発表していない。グーグルはコメントの要請に応じなかった。

原題:Google Loses DOJ Antitrust Suit Over Search(抜粋)

(第3段落以降を追加して更新します)

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