リニア中央新幹線の新駅候補地のボーリング調査現場を視察する岸田文雄首相(左端)=三重県亀山市で2024年7月31日午前11時19分(代表撮影)

 岸田文雄首相は31日、一般道での自動運転の取り組みに関し「通年運行事業を今年度中に25カ所以上に増やし、早期に100カ所以上の実装を目指していく」と表明した。特定条件下で運転手が不要となる「レベル4」での運行事業を今年度中に10カ所で実施し、約11カ月かかる審査を約2カ月に短縮する方針も示した。三重県多気町の商業リゾート施設を視察して自動運転バスに試乗した後、記者団に語った。

 また首相は、リニア中央新幹線の名古屋―大阪間の駅の位置やルートの選定を加速させるため、沿線自治体でつくる「リニア中央新幹線三重・奈良・大阪・建設促進連携会議」に、8月から国土交通省とJR東海を正式メンバーとして参加させる方針を示した。これに先立ち、首相は三重県亀山市の新駅候補地のボーリング調査現場も視察した。【内田帆ノ佳】

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