旬のぶどう。実は、房の上の部分と下の部分で、甘さが違うってご存知でしたか?

■房の上と下の部分…甘いのはどっち?

 さわやかな甘味と酸味のバランスがたまらない、旬を迎えるぶどう。そんなぶどうですが、房の上の部分と下の部分で、甘さが違うというのです。甘いのは、どちらだと思いますか?

上が甘いと思う人(80代)
「上のほうじゃないですか?いっぱいついているほうが、おいしい」

上が甘いと思う人(50代)
「上のほうが甘い。日に当たるところのほうが」

下が甘いと思う人(60代)
「下についている粒と、上についている粒なら、下のほうが甘いと思っていたんですけど」

下が甘いと思う人(70代)
「下だと思う。房の一番下。日に当たるから」

 ぶどうの房のなかで一番甘い部分は、どこ?

 教えてくれるのは、30年以上果物を扱ってきた目利きのプロ、おなじみスーパー「アキダイ」の秋葉弘道社長です。

秋葉社長
「上の部分、下の部分。どの部分が一番甘いと思いますか?ぶどうは場所によって、甘さが違うんです」

 房の上と下で甘さが違う、ぶどう。一番甘い部分は、上?下?どっち?

■最後まで甘みが楽しめる食べ方も

秋葉社長
「答えはですね、実は一番上の部分なんですよ。一番、この部分が甘い。なんとなく下のほうに栄養が行くというイメージがありますけど、この辺(上側)が一番糖度が高い。おいしいものを食べたいと思う人は、上の部分を食べてもらえれば、同じ一房の中であれば、そういうことが言える」

 ぶどうの房で一番甘いところは「上」。

街の人(50代)
「えー。いちごは先のほうが甘いから、ぶどうもそうなのかなと」

 どうして上のほうが甘いのかというと…。ぶどうは軸のある上側から成熟が進みます。つまり、上側から糖度が高くなっていくのだといいます。

街の人(50代)
「今度から、上のほうを食べるようにしてみます。実も大きいし、楽しみに食べたいと思う」

 では、房の下側は?

秋葉社長
「下のほうが、酸味が抜けにくいです。甘みと味の濃さと酸味の三つのハーモニーを楽しんでもらうのは、どちらかというと下の部分。さわやかさを楽しみたい場合は下」

 下から食べていくと、どんどん甘みが強くなっていくので、最後まで甘みが楽しめます。

下が甘いと思う人(60代)
「そうなんだ。じゃあ、これから下から食べていきます」

 ちなみに、最初に一番甘い部分を食べたい人は、“一番上の房”を食べるといいそうです。

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