JR大阪駅西側に建つ「イノゲート大阪」(右手前)と「JPタワー大阪」(左奥)。JPタワー内に「KITTE大阪」が開業する=大阪市北区で2024年7月29日午前8時23分、久田宏撮影

 JR大阪駅西側で31日、商業施設「KITTE(キッテ)大阪」と駅ビル「イノゲート大阪」がそれぞれ開業する。駅西側の集客力が向上し、駅北側で9月に先行開業する再開発区域「グラングリーン大阪」とともに街の魅力を高めそうだ。29日には開業直前の両施設が関係者に公開された。

 昨年3月に開設された大阪駅西口を挟み、KITTEを含む複合施設「JPタワー大阪」(地上39階・地下3階)は南側、イノゲートは北側に建つ。JPタワーは旧大阪中央郵便局跡地とその周辺の再開発で誕生した。

 KITTEは地下1階~地上6階に114店舗が入る。日本各地の名品を取り扱うアンテナショップや人気の飲食店のほか、周辺で働く人向けの店舗もそろえた。31日には同じ建物内に「大阪ステーションホテル」も開業する。

 イノゲートは地上23階・地下1階建てで、大阪駅の新たな駅ビルとして位置付けられている。地上2~5階の飲食ゾーン「バルチカ03」には、大阪で人気の老舗や路地裏の名店など50店舗が集まる。上層階には賃貸オフィスが入る。【久田宏】

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