長野県松本市と塩尻市にまたがる「信州まつもと空港」が26日でジェット化から30周年を迎えました。県はさらなる路線の拡充を図っていきたいとしています。

信州の空の玄関口「信州まつもと空港」は福岡や新千歳など4路線12便が毎日運航していて、7月26日でジェット化開港から30周年を迎えました。

長野県・阿部守一知事:
「厳しい状況を乗り越えてこの30周年、今、右肩上がりの状況の中で迎えることができたのは大変ありがたい」

「日本で一番標高が高い空港」として知られる同空港は1965年開港。プロペラ機による大阪との季節運航を経て1994年に滑走路を従来の1500mから2000mに延長してジェット化しました。

1996年度には年間26万4000人余りが利用しましたが、日本航空が経営難で2009年に撤退を表明。一時は廃港の危機に陥ったものの2010年からFDA(フジドリームエアラインズ)が運航を継承しました。

コロナ禍による落ち込みはありましたが2023年度は過去2番目の25万9000人余りが利用し、これまでの利用者は438万5000人余りに上ります。

ジェット化30周年を記念して9月には4年8カ月ぶりとなる国際チャーター便をモンゴルとの間で運航する他、マルシェなどのイベントも予定しています。

秋以降には入国審査施設が新設される予定で、県は国内路線の拡充とともに国際チャーター便の誘致も進めたいとしています。

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